研究概要
熱電変換技術は、固体内の電子や正孔といった輸送キャリアの拡散電流を利用して、電気エネルギーと熱エネルギーを直接変換する技術です。ゼーベック効果を応用した熱電発電とペルチェ効果を応用した熱電冷却を特徴とします。持続可能な省エネルギー社会の構築に期待される必要不可欠な基盤技術の一つです。本研究室では、未利用排熱エネルギーを直接、電気エネルギーへ変換するために必要な新規熱電変換材料の開発とP型熱電変換素子・N型熱電変換素子を組み合わせた熱電変換モジュールへの応用、および、それらの熱電性能評価を実験および計算の両面から精力的に研究を進めています。
- フル・ホイスラー合金を用いた熱電変換材料の作製と特性評価
- ハーフ・ホイスラー合金を用いた熱電変換材料の作製と特性評価
- 鉄シリサイドを用いた熱電変換材料の作製と特性評価
- ペロフスカイト鉄酸化物を用いた熱電変換材料の作製と特性評価
- Akai-KKRを用いた熱電変換材料に関する第一原理計算
- PHASE/0を用いた熱電変換材料に関する第一原理計算
研究設備
